ちょっとストーリー

 あれほどきれいに咲いていた桜が、今はもう道路を桃色に染めています。

 よくドラマのセリフで「花は、散るから美しい」もちろん人を比喩して使われると思うのですが、「ちょっとストーリー」

 冬の景色の中ではその木は葉の一枚もまとうことなく何の存在感もなく立っていて。厚手の冬着が薄手に変わるころ、その木は少しずつ蕾をふくらませながら「もうすぐ春がくるよ」と教えてくれる。優しい風がほほに触れるころ、その小さな花びらが舞い上がり、僕にこう聞く(その木)「どう?」、(僕)「ああ、きれいだったよ」、(その木)「じゃあ」、(僕)「またな」、光を覗かせながら、その木は、また表情を変え次の季節の訪れを用意していた。

では、また次回おたのしみに

2009/04/15 07:01:18


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