夏の花その3~カフナ・バイオレット
こんにちは。お久しぶりです。
我々花屋にとって、このお盆の時期はかきいれ時。しかし今年は、直前の大雨でこちら兵庫県のいくつかの地区で大きな被害が出てしまいました。幸い当店のある姫路市では、どこもたいしたことにはならなかったようですが。
被害に遭われた方々に対し、心よりお見舞い申し上げます。
さて、しばらく前回の更新から間があいてしまいましたが、今回もまた夏の園芸植物をご紹介していきます。今回は「カフナ・バイオレット」。
同じナス科のよく似た花で「サフィニア」という種類のものもありますが、こちらはサフィニアよりも花が小さく、茎も細いです。うーん、豪華さでは見劣りするかも。
とは申せ、こちらカフナはサフィニアよりもひと株あたりの花の輪数では圧倒的に多いし、なにより値段が安い!どこのお店でも、だいたいサフィニアの3〜4分の1のくらいの価格がついているはず。というわけでは当店では、昨今のデフレ時代に対応(!?)すべく、ここ最近はカフナ・バイオレットのほうを主に扱っています。
なお育て方は、サフィニアもカフナもそれほど大差はありません。ここで上手に育てるポイントをひとつ。それは「伸びたら切り戻す」こと。
これ、カフナに限らず、皆さんなかなかおやりになっていないんですよね。とくにこうしたペチュニアの系列のものは茎の先端に花をつけますし、この画像のような壁掛け鉢やら高さのある鉢から垂れ下がるような茎形がよい、とお考えになられる方が多くいらっしゃるからでしょうか。それに、たしかに切ったあとたくさん花がついた切りくずとすっかり坊主になってしまった株を見るにつけ、もったいないなぁという気はしますけど。
しかし、切り戻しをせずに放ったらかしてしまうと、しだいに茎が細くなるのに加え、茎の根元が重みに耐えられなくなって、ちょっと強い風が吹きつけたり水がかかったりするとその拍子に根元からポキッと折れてしまいます。また花付きや葉の色も悪くなってくるでしょう。
そこで、定期的にハサミをいれて肥料を与えていけば、この画像のようにこんもりとして締まった茎形に仕上がります。どうです、これぞワンランク上の育て方だといえませんか?それに当然長い期間お花を楽しめるようにもなりますから、もしご自宅ですでにカフナやサフィニアを植えられておられるなら、ぜひいちど茎を短く切り揃えてみてください。ただし切ったあとの株は必ず(健康そうな)葉をいくらか残し、茎だけにはしてしまわないこと。葉っぱがないと光合成ができなくなりますから。またそのあとの適量のお水やりと施肥は忘れずに。


