カテゴリー ‘園芸のこと’

彼の地に思いを馳せて・・・

こんにちは。だいぶ冷え込むようになったとはいえ、今年は暖かい日が多いですね。もう12月ですが、当店ではまだハイビスカスが花をつけています。そのいっぽうでポインセチアやシクラメンが入荷していたりして・・・季節感がめちゃくちゃ。

さて、今回はこの時季、パンジーやガーデンシクラメンなどに比べると地味な存在ながら、なかなかに奥が深い園芸植物をひとつ、ご紹介しましょう。

花屋ではよく「エリカ」という名で並んでいます。別名で「ヘザー」「ハイデ」「ヒース」とも呼ばれる、ツツジ科の低木常緑樹。たくさんの種類がありますが、ピンク色の小さな花をつける“ジャノメエリカ”あたりがポピュラーでしょうか。ちなみに上の画像は“ホワイトデライト”という品種。白ベースに花の先端にほんのりピンク色が入っていて、上品な趣があります。

ところで「ヒース」と聞けば、いろいろ思い浮かぶことがある方がいらっしゃると思います。おそらく、ヨーロッパにちなんだ話題が上がる際によく名前が出てくるのではないでしょうか。

例えば、お酒好きな方にとってはスコッチウイスキー(スコットランドで作られるウイスキー)の製造過程を知るうえで、この名前を耳にされているでしょう。原料の大麦を乾燥させる際、ピートと呼ばれる泥炭を焚きます。このピートの中に多く含まれるのが、長い年月のあいだに朽ちて堆積したヒース。スコッチウイスキーに独特の煙のような匂いがついているのは、この工程によるものです。

そしてゴルファーの皆様ですと、毎年7月ごろに開催される「全英オープンゴルフ」を観戦されたことがあるなら、よくご存知ではないでしょうか。ラウンド中、日本やアメリカのゴルフコースでは考えられないような深いラフが、出場者を困らせます。このラフによく生えているのが、ヒース。こんな感じです↓

テレビ朝日ウェブサイト「全英オープンゴルフ」フォトギャラリー

・・・いずれもイギリスがらみの話題になってしまいましたが、ヒース自体はヨーロッパ全土で見られるそうです。なんでもフランスあたりでは、数本の枝を旅行かばんに忍ばせれば悪い出会いを避けられ、枕の下に敷いておけば悪夢を追い払ってくれる、と言い伝えられているのだとか。

ここでもうひとつ、別の品種を。

カルーナ・ブルガリス。鮮やかな葉色に目がいきますが、わずかながらちゃんと花もつけています。

あと育て方について。おしなべて寒さには強いですが、暑さは苦手。もし夏越しをお望みなら、鉢植えにして夏場は風通しの良い半日陰に置き換えます。またツツジ科の植物に共通の特徴ですが、酸性の土壌を好むので、植え付けの時に鹿沼土かピートモス(こちらのピートは主にミズゴケが原料)を土に混ぜるといいでしょう。なおガーデニングのネタとしても、前述のパンジーやガーデンシクラメンなどとの相性もいいので、寄せ植え材料にも使えます。

皆様もこのエリカをながめつつ、ヨーロッパの荒野に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。それにしてもいまヨーロッパはタイヘンなことになっていますね。ギリシャ、イタリアだけでなく、他の国までヤバいのでは?なんて言われていますが・・・がんばってヨーロッパ!

2011/12/01 12:20:48

秋に咲く桃色の花

お久しぶりです。先月末くらいから空気が入れ替わったようで、秋らしい気候になってきました。皆様いかがお過ごしでしょうか。

9月は、敬老の日やらお彼岸やらでバタバタとしていて、結局本ブログの更新ができませんでした。今月はその分頑張って、なんとか2回は記事を掲載しようと考えています。ご期待ください。

というわけで、今月1回目は、軽い内容の記事を。

先日、所用で手柄山中央公園を訪れた際、満開のコバノランタナの花が風邪にフワフワとそよいでいる姿が美しかったので、デジカメの動画機能を使って撮ってみました。

※音(BGM)が出ます。下のリンクをクリックする前にお手持ちのパソコンの音量を調節してください。

風に揺れるコバノランタナ

これを見るかぎりは、ほんのちょっとしかそよいでいないし、手ブレもはいっていますし、さらにはたった19秒の動画ですから「何これ?」と思われるかもしれません。とは申せ、とりあえず本ブログ初の動画アップ!ということで、ご容赦を。ご覧くださった皆さんが季節の移ろいなどをお感じになり、少しでも和んでいただければ幸いです。

ところでこのコバノランタナ、以前紹介したランタナの仲間です。名前にあるとおりこちらのほうが葉が小さく、また茎がとても長く育ちますが、ランタナより細いです。ですから長く徒長させれば、こぼれるような茎姿になって存在感もあります。

花色は動画のピンクと、白、黄色あたりがポピュラー。以前の記事ではランタナを夏の花としてご紹介したように、このコバノランタナも真夏にも開花します。ですが、今時分、つまり秋風が吹くころになると、この花がいっそうきれいに見えるような気がするのは私だけでしょうか。さらに気温が下がるにつれ、葉の色が赤っぽく変化していくのも風情があり、それも含めれば晩秋まで楽しめるでしょう。

あと育て方ですが、それほど手間はかからない部類だろうと思います。ただし根張りがたいへんいいので、小さめの植木鉢に植える場合は水切れにご注意を。花壇植えならその心配はある程度減りますが、抜き取る時は大変かも。

*    *    *

ところで今回の企画にあわせ「ユーチューブ」のアカウントもせっかく取ったので、以後は動画も時々お楽しみいただこうと考えております。次はもっと見応えのあるものをご用意できればいいですね。

2011/10/06 12:52:48

暮れのご挨拶

こんにちは。現在大晦日の午後10時45分。押し迫ってからのご挨拶となってしまったことをお詫びします。

今年の年末は寒い日が多いですね。いかがお過ごしでしょうか?

気がつけば今年ももうあと1時間とちょっと。予定では年内にあともう少し本ブログを更新するべく、いろいろネタを仕込んではいたのです。が・・・

先月はじめよりわが家で、地デジ導入&テレビ買い替え、というプランが、12月からの家電エコポイントのレート変更

「グリーン家電普及促進事業 エコポイント」公式サイト

を受けて浮上、以降そちらに手を取られ、空いた時間を電気屋さん回りに費やしていました。

加えてこの時季は、我々花屋にとってかきいれ時。営業時間を過ぎても配達やら残業やらで忙しく、腰を据えてパソコンに向かう時間をなかなかとることができませんでしたし、こうなるとい普段ブログ更新に充てている夜の時間帯は、休養と睡眠を優先するわけで・・・現在は、なんとか今年の業務を無事終え、テレビも地デジも設置が完了し、ほっとしているところです。

来年こそは、もっと本ブログを更新の回数を上げていきたいものです。また「ハナタウン」のほうも、もっと手を入れていきたいと考えています。もっとも、店の業務や日常の生活などをこなしつつ、2つのウェブサイトを維持管理していくのは、なかなか大変ではありますが・・・

ところで、突然ですがここで当支部からのお知らせをひとつ。当支部のテーマソング「大切なひと」を歌ってくださっているChappe様のラジオ番組「Chappeのフラワースマイル」が再開されます。時間はこれまで同様、毎週土曜日11:40AMから12:00。で、さっそく明日1月1日、元旦の11:40開始です!「KissFM」が受信可能な地域にお住まいの方は、ぜひ耳を傾けてくださいませ!!

というわけで、今年の締めのブログ更新ですが、ややとりとめのない内容になってしまいました。では最後にご挨拶をしっかりと。

来年も「花キューピット兵庫支部」ならびに当店をよろしくお願い申し上げます。

なお下の画像は、当店で販売したハボタンです。今年はハボタンの成長期にあたる10月下旬から出荷の始まる12月上旬あたりにこちら兵庫県南部地方では適度に気温が下がり適度に雨が降ったためか、たいへんよい品を多くのお客さまにご提供することができました。お買い上げいただいた方は、こまめな水やりを心がけてくださいますよう。水が不足すると、葉が外側からダラリと垂れてきてしまいますので。

2010/12/31 11:01:39

ルリマツリの新芽が出てきました!

こんにちは。今日は朝いい天気かなと思ったら、急に風が強くなったり、午後から雨はぱらつくし、夕方から気温がグッと下がったり…と、猫の目のようにクルクルと変わりました。あぁ、こういう変わりやすい天気といえば、ゴルフの「全英オープン」を思い出します。そういえば今年の全英は7月中旬、伝統のセントアンドリュースで開催とのこと。いまから楽しみですね。

さて当店では、今年のこうした不安定な天候にもめげず、毎年夏になると店頭をさわやかに彩ってくれる、ルリマツリが芽吹き始めました!

例年ですと5月の中旬くらいからぼちぼち出ていたと記憶していますので、今年はとても早いように感じます。さらに他の鉢・株からも順調に新芽がニョキニョキ。芽吹きの早さだけでなく、冬越しの成功率もたいへん高かったことにもびっくりしました。折からの天候不順にも負けず、たいしたものです。

さて開花はいつごろかな…あの涼しげな水色の花がはやく見たいものです。

もちろん夏が近づけば苗も出回るので、当店でも販売します。このペースでいけば、今年は成長して開花したものを苗のそばに置き、「大きく育てればこんなふうになりますよ」とお客さまにおすすめできそう。

ルリマツリについて詳しくは→こちらをクリック

ところで、夏の花のもうひとつの代表格、ハイビスカスのほうは…当店にあるものはいまのところまったく音沙汰なし。さてさて、こちらはどうででしょうか?

2010/04/30 11:33:23

当店のパンジー&メラコイデスもご紹介

こんにちは。今日は1日、すごく風が強かったですね。

前回の更新からまた間があいてしまいました。このところすっかり“月2アップ”のペースで定着してしまって…これではいけませんね。

さて、Chappe様のブログによると、ご自宅で育てておられるお花が順調に育っているとのこと。そこでこちらも再び対抗アップとして、以前にご紹介したパンジーのプランター植えのその後をご報告させていただきます。

だいぶ開花してきました。つぼみがつき始めた頃に与えておいた液体肥料がよく効いてきたようです。

それからChappe様のブログ中、ジュリアン及びチューリップとともにご紹介されていたメラコイデス(耐寒サクラソウ)、当店でも植えてみました。今回はこの耐寒サクラソウについてとりあげてみたいと存じます。

画像では白が目立っていますが、濃いピンク/ピンク/白の3色を直径40センチくらいの丸鉢にまんべんなく植えています。全部で10株くらいかな?これだけ突っ込むとゴージャスですね。

ところで、冬〜早春期の花屋さんの店頭にて、プラスチック製の植木鉢に植えられたサクラソウが並べられているのをご覧になった方もおられるでしょう。あちらのほうはおそらく温室育ちで、また品種も多少異なるものと思われます。そうした“サクラソウ”では今時分の夜間や明け方の低温は厳しいので、室内の窓辺のような暖かく日当りのよい場所に置きましょう。

ただ、この耐寒サクラソウ…10〜11月頃に苗が出回るのですが、ポット苗に入った状態ではとても小さくてたよりなげで、もちろん花もまったくついていないため、店頭に置いていてもお客さまの目にとまりにくいのが難点。さらにパンジーなどとは違って冬場にはまったく花はつけず葉っぱが大きくなるだけで、花芽が上がってくるには少なくともバレンタインデーくらいまで待たなければなりません。ですから、ビギナーの方にとってはこうして大きく育って開花した状態を苗の時点でイメージしにくいわけで…まぁ苗にはたいていラベルがついていますから、それをたよりにかろうじて花色の見分けはつくのですが。

またあまり病害虫はつかず、“耐寒”とあるように、当店のございます姫路市近辺のような気候であれば、花壇植えでも冬越し可能ですので、比較的育てやすい園芸植物といえるでしょう。秋にまだ小さい苗を植え付けて、寒い冬にジッと耐えてパワーをため、気温が上がるとたくさんの花をつけるこういった植物は、冬〜春のガーデニングの醍醐味を存分に味わうことができます。

2010/03/21 09:15:48

春を待つ

こんにちは。毎日寒いですね。ここのところ仕事のない時はほとんど、コタツにこもってばかりいます。

さて、気がつけば、年が明けてからもうすぐひと月がたとうとしています。というのに本ブログ、今月はまだ1度しかアップしていませんね。いっぽうChappe様のほうはすでに3度目。私も頑張らなくては!というわけで対抗アップさせていただきます。

…とは申せ、私のほうはご覧のとおり、花がなく寂しいプランター。

これ、何かおわかりでしょうか。昨年11月の半ば頃に植え込んだパンジーの苗です。ここのところ寒〜い日が続いているせいか、花が落ちてしまい葉っぱだけになってしまいました。皆様のご自宅で植えてらっしゃるものも、おそらくこのような状態ではないでしょうか。

たしかに、今はこうしてジッと寒さに耐えているわけですが、春になり気温が上がって日照時間が増えてくれば、いっせいに花をつけてキレイに開花する…はずです。それまではこうして、パワーをたくわえているのでしょう。

この状態と気候条件では、肥料やら活力剤やらを仕込んで(追肥)もさほど効果はありません。冬眠している動物にエサを与えるようなものですから。ただし水は必要です。表面の土がカラカラに乾いている、もしくは日中になっても葉・茎がダラリと垂れていれば(霜が降りるような寒い日にはダラリとなることがありますが、この場合温度が上がれば元に戻ります)、たっぷりと与えてください。そしてできれば水やりの時間は、気温の下がる朝や夜は避け、比較的暖かな昼間に。あと、開花が終わってしなびた花がらは、早めに摘んでおきましょう。がくから下の茎をハサミで切り落とすか、面倒ならつまんで引きちぎっても構いません。

それにしてもChappe様邸のプリムラ・ジュリアンはキレイに咲いてますね。マラコイデス(耐寒サクラソウ)も、少しですが花芽が出ているようですし。では最後に、当店で現在旬のお花を最後にご紹介!

シシガシラ(寒椿)ですね。寒い真冬に、こうして満開をむかえるお花だってあるんです。

ところで「ハナタウン」も、昨日更新しました。お暇でしたらこちらへもお立ち寄りくださいませ。

2010/01/26 04:14:08

「コーヒー博物館」見学

あけましておめでとうございます。今年も皆様にお楽しみいただけるような記事を掲載できるよう精進いたしますので、どうぞよろしくお願い致します。

というわけで当店は、長い正月休みを経て昨日より営業を再開しました。7日間の休業でしたが、なんだかあっという間に過ぎてしまった感じです。欲をいえばもう2〜3日ゆっくりしていたかったですが、仕事しないと食べていけませんからね。これからまた頑張らなきゃ。

さて新年1発目のアップとなる今回は、少し前のことになってしまいましたが、先月の中旬に神戸へ行ってきた時のことを記します。

年末の休みの日、ふと「ウチはこれからしばらく忙しい時が続くし、英気を養いに美味いコーヒーでも飲みに行くか!」と急に思い立ちました。で、この日は休みで何も予定がなかったので、「ならいっちょ、時間と手間を贅沢に使って、前にタウン誌かフリーペーパーかで情報をキャッチしていたあそこへ、レッツゴー!!」と、出不精の私にしては珍しく、即決のお出かけとあいなったのでした。

姫路からJR神戸線「三宮」駅まで約40分。さらに神戸沖に浮かぶ人口島ポートアイランドの拠点をつなぐ交通システム、ポートライナーで約15分、大型北欧家具専門店「イケア」の最寄り駅でもある「南公園駅」を下車、駅北側の出口からすぐ近く、UCC上島珈琲(株)の本社ビル横に建つドーム型の建物、それが今回ご紹介する「UCCコーヒー博物館」です。

なにせこの日の午後になって急に思いついて姫路から出掛けたものですから、私が到着したのはすでに午後4時頃。5時の閉館までは1時間しかなく、少々駆け足の見学ではありましたが、コーヒーの歴史や文化、様々なエピソード、さらに製法、そしていろいろないれ方にいたるまで、コーヒーにまつわる知識をたっぷりと学ぶことができました。

ここで仕入れた知識をひとつご紹介すると、喫茶店やレストランなどのメニューに時々ある「エスプレッソ」ってありますよね。あれ、なんでああ呼ぶかご存知でしたか?語源はイタリア語でいう「急行列車(エクスプレス)」のこと。専用の機器を用いて高圧力かつ高速で抽出するさまを表現したかったようです。当然ルーツもイタリアで、19世紀前半にその原型が発明され、同国から普及していったとのこと。

そしてコーヒーについてしっかりお勉強(?)したあとは、博物館横にあるUCC直営の喫茶店へ。ついさっき見聞きしてきたコーヒーの悠久の歴史、そしてわが国から遠く離れた、世界各地にちらばるコーヒー豆の産地にしばし思いを馳せながら、いただく一杯のコーヒーは格別の味わいでございました。

…というわけでここでひとつお知らせを。当店でも、コーヒー豆の原料となる「コーヒーの木」を販売しております。

葉っぱがツヤツヤしててキレイですので、観葉植物としても定番となっています。画像の商品は高さ50〜60センチ程度。ただ、残念ながらこれらが実をつけているのをまだ見たことはありません。なんでも発芽から結実まで4年くらいかかるみたいですが…育て方は一般的な室内用観葉植物と同様です。こちらを参照

しかしながらカイガラムシには注意が必要。毎年半袖の季節にはお約束のようにつきます(リビングのような年中暖かいところですと、冬季でもつく可能性あり)から、歯ブラシはセットでご用意されることをお勧めします。

カイガラムシについて詳しくは→過去の掲載記事

2010/01/09 12:31:57

年末年始の花壇の主役、ハボタン

こんにちは。今年も残すところあと3日と少々となりました。振り返ってみるとこの1年、いろいろなことがありました。当店にとっては、本ブログおよび花キューピット本部サイト「ハナタウン」に参加したことは、大きな変化となった気がいたします。皆様のこの1年はいかがでしたでしょうか。 さて今回もまた、これまで続けてきたような園芸の話題をさせていただき、本年の締めくくりとしたいと存じます。というわけで今日ご紹介するのは、年の瀬から新年を鮮やかに彩る、ハボタン。

こちらは今日、毎年ハボタンをお買い上げいただいているお得意様の会社まで配達に伺った際、エントランス脇にセットしたところ、陽光に照らされたハボタンの葉がとてもキレイだったのでコッソリ撮影させていただいたものです。これは「丸葉」とよばれる、いちばんベーシックな品種。ひと株の直径はだいたい35〜50センチくらい。かなり大型で、実物をご覧いただくとけっこう迫力があります。 それから、もうひとつよく出回るのは、「ちぢみ(ちりめん)葉」という品種。

こちらは「丸葉」よりやや小ぶりで、大きいものでも40センチ程度。その名のとおり、葉先が細かくちぢれているのが特徴です。あと最近は、小型の「ミニハボタン」やら、丈の長く曲がっている「踊りハボタン」といったようなバリエーションも多彩になり、この時季のガーデニング用花苗としてもすっかりおなじみとなりました。

ハボタンの管理はいたって簡単で、とにかく水やりを欠かさないことです。水が切れると、外側の葉からダラ〜ッとなってきますから、晴天が続けば必ず1日1回はたっぷりと与えてください。ただし、「ちぢみ葉」のほうは、上から水がかかると内側が腐ることがあるので、できれば水をやるときは下部から鉢土に直接水を含ませるようにあげて、また長い時間雨にはあてないほうがいいでしょう。

ただ、ハボタンは湿(った空)気と高温はちょっと苦手。今年はハボタンの生育期である11月になってもわりと暖かく、さらに雨の日が多かったためか、葉色がキレイに出ないもの(寒暖差が少ないと緑色が強くなってしまう)や、形が悪いものが多く、市場でも近郊ものでは良品が少なかったようです。生産者の皆様も、今年はたいへん難しかったというお話をよくされていました。とは申せこのところ日没後はけっこう寒い日が続き、これがハボタンにとってはいい案配の気候だったようで、当店で扱っているものは画像にあるように本来のいい色が戻ってきています。

というわけで、これをもちまして2009年の本ブログの最終アップとさせていただきます。今年の4月から本サイト「花キューピット兵庫支部」に参加し、ここまで数えて27件の記事をアップしてまいりました。来年はもう少し、「ハナタウン」ともども更新のペースを上げたいと考えております。また、せっかくの支部サイトなのですから、他の会員店の皆様にも積極的なご参加をお願いし、もう少し賑わいあるものになればと存じます。 それではよいお年をお迎えください。そして、来年もよろしくお願い申し上げます。

2009/12/28 10:20:37

何の花でしょう?

こんにちは。今日は朝から寒いですね。やっと年の瀬という雰囲気になってまいりました。

このところ「ハナタウン」のほうの記事アップに時間を割いていて、こちら地区会ウェブサイトのほうは放置プレーになってました。今回は久しぶりに植物の話題をアップしましょう。

♫ほんの〜 小さな 出来事に〜♪

お若い方、この歌ご存知ですか?

申し訳ございません、これは「サボテンの花」ではなくアロエの花です。

10日ほど前から、ウチの裏に置いているのが花をつけました。こんな寒い季節にトロピカルな花が咲くんですね。

というわけでこの機会に、アロエについていろいろ調べてみました。

アロエ

別名:イシャイラズ(医者いらず)、キダロチカイ

植物分類:ユリ科アロエ属

原産地:南アフリカ・熱帯アメリカ・マダガスカル(約300種)

野生地:アジア・アメリカの熱帯、亜熱帯

開花期:種類によって異なる

こちらはおそらく「キダチアロエ」という種類のものだと思われます。サボテン科ではなくユリ科というのは意外でしたね。ちなみに4〜5年前、某テレビ番組で有名になった、マイナスイオンを発生するとかいうサンスベリア(トラノオ)もユリ科です。

で、上に挙げたように「医者いらず」というくらいですから、さぞかし健康によいらしいですが、私はまだ生のアロエを食べたことはありません(生は苦みが強いらしい)。「アロエヨーグルト」くらいでしょうかね。

食用以外にも、葉の絞り汁は消炎作用やら美容効果があるようで、新聞のチラシか何かでエステサロンなどでも利用されているのを見たことがありますし、アロエの成分を使った化粧品やヘアケア・スキンケア製品などもいろいろあるようです。

あと育て方で注意することを挙げれば、上記のように高温・低湿の地域原産の植物ゆえ、冬期にあまり寒い目に遭わせないこと(氷点下にさらさなければ大丈夫。路地植えのままだと枯れはしないが葉色が悪くなる)と、日当りのよい場所に置くこと、そして水やりを極力控えること(春〜夏は晴天が続けば10〜15日くらいに一度。冬期は不要かも)くらいでしょうか。うまくいけばどんどん株が増えるので、植木鉢がいっぱいになった時点で株分けするのがベター。それから肥料ですが、ウチでは父がたま〜に(年に一度くらい?)遅効性の固形肥料をほんのわずか株元にばらまいているようです。世話らしい世話といえばこのくらい。

ただ、この見た目が…花はともかく、葉の形状や樹形が独特ですからねぇ。今はけっこう愛らしいとも思えるようになりましたが、私がこの仕事を始めてしばらくたつまではこれが大の苦手でした。なんだか突然襲ってきて、葉がタコの足みたいに伸びてきて巻き付かれそうな気がして怖がっていた記憶があります。

2009/12/06 04:24:40

夏の花その6~ペンタス

こんにちは。このごろは気温が下がって、だいぶ秋らしい気候になってきました。

とはいえ、ここでもうひとつ夏のお花をご紹介させてくださいませ。

今回は、ペンタス。

熱帯アフリカ〜マダガスカル原産の、暑さにとても強い植物です。生育も旺盛で花期も長く、ウチの近辺(兵庫県南部)のようなところでしたらだいたい11月初旬くらいまで楽しめるでしょう。また花色のバリエーションは、画像のような赤、それにピンク~紫系の範囲でいろいろと出ています。あと前回紹介したルリマツリ同様、こんな白いのも。

植え付ける場所は、やはり日当りがいいところほど花つきは多くなりますし、葉色も濃くなるように思います。ただし根もビッシリとよく張るので、花壇もしくは大きめの植木鉢にゆったりめに植えて、暑い時期なら水やりはできれば1日1回はやりたいところ。もちろん肥料もキチンと与えれば、そのぶんだけ元気に育ってくれるでしょう。ただし、なんでもそうですが肥料のやり過ぎはいけません。人間同様“メタボリック”にはくれぐれもご用心ください。

病害虫については、アブラムシがたまにつきます。花のがく付近や葉の裏側にブツブツしているのを見つけたら、すぐに殺虫剤による駆除を。それから…これはあまり述べたくはないのですが、このペンタス、蝶の幼虫らしき黒っぽくてデカい虫が初夏~真夏頃につくときもあるんです。ほんとにデカいですよ!大きいものならだいたい大人の男性の親指くらいあるでしょうか。こいつがついたら、ものすごい勢いで葉を食べ尽くされてしまいます。そこらの殺虫剤じゃすぐには効かないので、見つけたら勇気を出して、大きめのピンセットかお箸のようなものではさんで取り除きましょう。ただし、頭の先から角を出し、そこから悪臭を放って“反撃”してくる奴もいますのでご注意を。

…というわけで夏の花のシリーズはこれでおしまい。ところで、いまご覧いただいているこのページは「花キューピット兵庫支部」のウェブサイトの一部です。実は先月から「花キューピット」本部のウェブサイトが「花キューピットタウン(ハナタウン)」としてリニューアルされ、そこでも当店のスペースが割り当てられています。

「花キューピットタウン」ふじよしスペース

今後はこちらのほうの運営も手掛けていかなくてはならず、ご覧いただければおわかりのように、こちらにもブログコーナーが設置されています。そのため当サイトと「ハナタウン」とを今後どういうふうに使い分けたらよいか「ハナタウン」が開設されてからずっと考えていました。で、とりあえず当面は、今回のような当店の商売に直接関係するような内容(カテゴリー“園芸のこと”及び“ウチの仕事のこと”)は「ハナタウン」の、いっぽう、缶コーヒーの話題とか姫路市のゆるキャラみたいなネタ、そしてもちろん当支部にかかわる告知や活動のご報告などの場合はこちらの「兵庫支部」のブログにそれぞれアップしていこうということで続けていきたいと存じます。

ところで、ここ最近は当ブログに参加される兵庫支部のお店が若干ですが増えてきました。それに皆さんなかなか味のあって娯楽性豊かな記事を掲載しておられるようですので、こういう使い分けを思いついた次第です。とはいえ、日々の仕事をこなしつつ、2つのウェブサイトを管理運営していくのは、この記事を記している私ひとりではかなりしんどいです。ですからブログの更新のスピードは少々落ちてしまうかもしれません。支部会員の皆さんとはお会いする機会が多い手前、できればこちらのほうを優先していかなきゃな、とは思っているのですが…

2009/10/18 11:55:35


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