カテゴリー ‘夏の花苗ガイド’

夏の花その6~ペンタス

こんにちは。このごろは気温が下がって、だいぶ秋らしい気候になってきました。

とはいえ、ここでもうひとつ夏のお花をご紹介させてくださいませ。

今回は、ペンタス。

熱帯アフリカ〜マダガスカル原産の、暑さにとても強い植物です。生育も旺盛で花期も長く、ウチの近辺(兵庫県南部)のようなところでしたらだいたい11月初旬くらいまで楽しめるでしょう。また花色のバリエーションは、画像のような赤、それにピンク~紫系の範囲でいろいろと出ています。あと前回紹介したルリマツリ同様、こんな白いのも。

植え付ける場所は、やはり日当りがいいところほど花つきは多くなりますし、葉色も濃くなるように思います。ただし根もビッシリとよく張るので、花壇もしくは大きめの植木鉢にゆったりめに植えて、暑い時期なら水やりはできれば1日1回はやりたいところ。もちろん肥料もキチンと与えれば、そのぶんだけ元気に育ってくれるでしょう。ただし、なんでもそうですが肥料のやり過ぎはいけません。人間同様“メタボリック”にはくれぐれもご用心ください。

病害虫については、アブラムシがたまにつきます。花のがく付近や葉の裏側にブツブツしているのを見つけたら、すぐに殺虫剤による駆除を。それから…これはあまり述べたくはないのですが、このペンタス、蝶の幼虫らしき黒っぽくてデカい虫が初夏~真夏頃につくときもあるんです。ほんとにデカいですよ!大きいものならだいたい大人の男性の親指くらいあるでしょうか。こいつがついたら、ものすごい勢いで葉を食べ尽くされてしまいます。そこらの殺虫剤じゃすぐには効かないので、見つけたら勇気を出して、大きめのピンセットかお箸のようなものではさんで取り除きましょう。ただし、頭の先から角を出し、そこから悪臭を放って“反撃”してくる奴もいますのでご注意を。

…というわけで夏の花のシリーズはこれでおしまい。ところで、いまご覧いただいているこのページは「花キューピット兵庫支部」のウェブサイトの一部です。実は先月から「花キューピット」本部のウェブサイトが「花キューピットタウン(ハナタウン)」としてリニューアルされ、そこでも当店のスペースが割り当てられています。

「花キューピットタウン」ふじよしスペース

今後はこちらのほうの運営も手掛けていかなくてはならず、ご覧いただければおわかりのように、こちらにもブログコーナーが設置されています。そのため当サイトと「ハナタウン」とを今後どういうふうに使い分けたらよいか「ハナタウン」が開設されてからずっと考えていました。で、とりあえず当面は、今回のような当店の商売に直接関係するような内容(カテゴリー“園芸のこと”及び“ウチの仕事のこと”)は「ハナタウン」の、いっぽう、缶コーヒーの話題とか姫路市のゆるキャラみたいなネタ、そしてもちろん当支部にかかわる告知や活動のご報告などの場合はこちらの「兵庫支部」のブログにそれぞれアップしていこうということで続けていきたいと存じます。

ところで、ここ最近は当ブログに参加される兵庫支部のお店が若干ですが増えてきました。それに皆さんなかなか味のあって娯楽性豊かな記事を掲載しておられるようですので、こういう使い分けを思いついた次第です。とはいえ、日々の仕事をこなしつつ、2つのウェブサイトを管理運営していくのは、この記事を記している私ひとりではかなりしんどいです。ですからブログの更新のスピードは少々落ちてしまうかもしれません。支部会員の皆さんとはお会いする機会が多い手前、できればこちらのほうを優先していかなきゃな、とは思っているのですが…

2009/10/18 11:55:35

夏の花その5~ルリマツリ

こんにちは。しばらくぶりの更新です。

朝夕はだいぶひんやりとしてきましたね。

というわけで、本ブログでアップしてきた夏の花苗のご紹介もそろそろおしまい…にしなきゃいけないのかな?まぁとりあえず、半袖で過ごせる間はこのシリーズを続けていきたいと思います。

今回ご紹介するのは「ルリマツリ」。

炎天下の日向で爽やかな水色の花をいっぱいつけ、しばし涼しげな気分にさせてくれる、真夏には貴重なお花のひとつでしょう。それに和風・洋風どちらの雰囲気でもマッチするのもうれしいところ。とは申せ、少々日当りの悪い場所でも大丈夫。日中3時間くらいは日が当たるところだったら、それなりにちゃんと花をつけてくれます。

それから、花が白いのもあります。こちら↓

パッと見の印象ではややデリケートにも思えます。ですが、病害虫の心配はまずありません。水やりは日当りがよい場所ならできれば毎日与えたいところですが、まぁ多少サボってもへこたれることはないでしょう。見かけによらずタフなやつ、それがこのルリマツリなんです。

注意すべきことを強いて挙げれば、花びらに水がかかるとしおれたようにクシャクシャとなってしまいますから、水やりの際は根元に直接かけるようにし、鉢植えでしたら雨の日は屋根のあるところに移動したほうが花の傷みを防げます。また生育が旺盛で、短期間でグングン茎が伸びるため、剪定をするときは思い切ってバシッと。少し花つきが減ったかな、と感じた時期がおすすめです。あと剪定後の肥料は忘れずに。キチンと栄養を与えてあげれば、短い期間で再びたくさん花をつけてくれます。

またうれしいことに、このルリマツリは夏の植物のなかでも花期が長く、うまく育てれば(こちら関西地方の標準的な気候であれば)11月中頃までは花が咲き続けます。そしてその後、太い枝だけを残すように短く剪定し、軒下か室内に置いて時々水を与えるようにしておけば、翌年の5〜6月ごろに再び新芽が出て、前年よりも大きな株に育つことでしょう(冬越しの成功率はだいたい6割くらい…かな?)。

…さてさて、この「夏の花」シリーズもいつまで続けられるかな??とりあえずもう1回くらいはやりたいもんですが…

2009/09/29 04:10:58

夏の花その4〜クロサンドラ

こんにちは。ここ数日は日中、風が爽やかで過ごしやすいですね。とは言っても、季節はこのまま秋へ…とはならないようですが。

というわけで、もうしばらく夏のお花をご紹介していくことができそうです。

今回は「クロサンドラ」をとりあげてみました。

このお花のセールスポイントはと訊かれれば「真夏の日陰を鮮やかなオレンジ色の花で彩ってくれる」となりますでしょうか。花色だけでなく、その咲き方や形もとてもユニーク。また葉っぱも濃い緑色で艶があってキレイですから、花をつけていなくともそれなりに楽しめるでしょう。ちなみにこれ、ウチのオーナーである私の父のお気に入りのようで、毎年夏になれば、苗を切らさず店頭にならべています。

育て方のポイントは主に3つ。まずこれがいちばん大事なことですが、置き場所です。上にも記したように、日向になるのが3時間以下のような場所がベスト。北向き・東向き、あるいは周囲が建物や植木などに囲まれているようなお宅の玄関先など、いいかもしれないですね。

次に水やり。こいつは他の種類の夏苗に比べるとあまり水を必要とはしないようです。お天気や日あたり具合、鉢の大きさや株の数などにもよりますが、だいたい3〜4日に一度くらいで充分ではないでしょうか。ただし、やるときは鉢の下の穴から水が流れ出るくらいたっぷりと与えてください。

最後3つめは、虫対策。よくアブラムシがつきます。とくに花芽の周辺から彼らの好む甘い匂いか汁が出るのか、ここらあたりに黒やベージュ色の斑点模様をつくります。これを見つけたら、すかさずスプレー剤か液剤を散布し、被害を最小限にとどめましょう。

2009/08/26 11:48:21

夏の花その3~カフナ・バイオレット

こんにちは。お久しぶりです。

我々花屋にとって、このお盆の時期はかきいれ時。しかし今年は、直前の大雨でこちら兵庫県のいくつかの地区で大きな被害が出てしまいました。幸い当店のある姫路市では、どこもたいしたことにはならなかったようですが。

被害に遭われた方々に対し、心よりお見舞い申し上げます。

さて、しばらく前回の更新から間があいてしまいましたが、今回もまた夏の園芸植物をご紹介していきます。今回は「カフナ・バイオレット」。

同じナス科のよく似た花で「サフィニア」という種類のものもありますが、こちらはサフィニアよりも花が小さく、茎も細いです。うーん、豪華さでは見劣りするかも。

とは申せ、こちらカフナはサフィニアよりもひと株あたりの花の輪数では圧倒的に多いし、なにより値段が安い!どこのお店でも、だいたいサフィニアの3〜4分の1のくらいの価格がついているはず。というわけでは当店では、昨今のデフレ時代に対応(!?)すべく、ここ最近はカフナ・バイオレットのほうを主に扱っています。

なお育て方は、サフィニアもカフナもそれほど大差はありません。ここで上手に育てるポイントをひとつ。それは「伸びたら切り戻す」こと。

これ、カフナに限らず、皆さんなかなかおやりになっていないんですよね。とくにこうしたペチュニアの系列のものは茎の先端に花をつけますし、この画像のような壁掛け鉢やら高さのある鉢から垂れ下がるような茎形がよい、とお考えになられる方が多くいらっしゃるからでしょうか。それに、たしかに切ったあとたくさん花がついた切りくずとすっかり坊主になってしまった株を見るにつけ、もったいないなぁという気はしますけど。

しかし、切り戻しをせずに放ったらかしてしまうと、しだいに茎が細くなるのに加え、茎の根元が重みに耐えられなくなって、ちょっと強い風が吹きつけたり水がかかったりするとその拍子に根元からポキッと折れてしまいます。また花付きや葉の色も悪くなってくるでしょう。

そこで、定期的にハサミをいれて肥料を与えていけば、この画像のようにこんもりとして締まった茎形に仕上がります。どうです、これぞワンランク上の育て方だといえませんか?それに当然長い期間お花を楽しめるようにもなりますから、もしご自宅ですでにカフナやサフィニアを植えられておられるなら、ぜひいちど茎を短く切り揃えてみてください。ただし切ったあとの株は必ず(健康そうな)葉をいくらか残し、茎だけにはしてしまわないこと。葉っぱがないと光合成ができなくなりますから。またそのあとの適量のお水やりと施肥は忘れずに。

2009/08/14 04:05:30

夏の花その2〜ジニア・プロフュージョン

こんにちは。今日は七夕ですね。でも、ちょっと空模様が悪そう…今夜は、笹飾りを外に出さないほうがいいかもしれません。

さて今日は、ジニア・プロフュージョンというお花をご紹介させていただきます。

この画像、個人的にはけっこう自信作(?)だったりするので、大きめのサイズで載せてみました。お使いの回線次第では表示に時間がかかるかもしれませんので悪しからず…ちなみに私のパソコンでは、この画像をデスクトップの壁紙にしてます。皆さんも気に入っていただけたならどうぞダウンロードして使ってやってくださいませ。

で、このお花についてですが、ヒャクニチソウ(百日草)の改良種。類似種に「ジニア・リネアリス」というのもありますが、こちら「プロフュージョン」は花が半まわりほど大きくて茎も太く、しっかりした印象でしょうか。加えて「リネアリス」に比べて、花の色数も豊富です。特に「プロフュージョン」のほうには、赤(ピンク)系があるというのが大きな違いでしょうか。

…とはいえ「ジニア・リネアリス」もなかなか風情があっていいんですけどね。こちらもまた、別の機会にご紹介したいと思います。

話を「プロフュージョン」に戻します。確か4〜5年ほど前から苗が出回るようになった、園芸用植物としては比較的新しい種類で、始めのころのはよく立ち枯れや病気にやられることが多かったのですが、現在では品種改良が進んだのかこうした植え付け初期のトラブルはほとんど見られなくなりました。ですから前回ご紹介したランタナと同じく、初心者の皆さんにもおすすめできるお花のひとつといえるでしょう。

たまにアブラムシがついたり、ナメクジに葉っぱを食べられたりすることはありますが、あまり心配することはないと思います。あと植える場所としては、晴れた日に4時間以上日なたになるところがベター。もうひと言付け加えると、晩夏〜秋ごろに一度伸びた茎を短く切り詰めて追肥を仕込んでおけば、2週間くらいでまたたくさんの花をつけてくれますよ。

あぁそうそう、ナメクジについてもいろいろとネタがあるのですが…これもまた別の機会にやりたいですね。もちろん、画像はなしで。

2009/07/07 05:28:51

夏の花その1〜ランタナ

こんにちは。

ちょっとご無沙汰していました。今年の梅雨はどうやら空梅雨のようですね。おかげで当店では連日水やりに追われています。

さて今日は,夏の植木鉢や花壇を彩る代表的な花のひとつ、ランタナのご紹介です。

この画像、うまく撮れすぎてますね。実物をご覧いただくと、もっと小さくて愛らしいお花だとお感じになるのではないでしょうか。

このお花の特徴として,時間が経つにつれ花色が変化するということが挙げられます。とはいっても、その変化に決まったパターンがあるのか?と問われても、よくわからないのですが。

とはいっても、開花してから散るまでまったく色の変わらないものもありますし、茎が長いつる状に伸びていくもの、木のように太く硬い幹をもつもの等々、種類もいろいろ。ですから、設置場所や植木鉢の形をイメージしながらピッタリのものを探してみてください。

それに真夏の暑さにも強く、病害虫にも比較的強い(時々晩夏ごろにコナジラミが出ることはありますが)ほうですので、ガーデニング初心者の方にもおすすめ。また花期も長く、うまく育ててあげれば10月くらいまで、開花→落花を2週間くらいのサイクルで繰り返します。

ただ注意しないといけないのは、素手で葉や茎に触るとかぶれが出たりかゆくなったりすることがあるので、これに触るときは手袋、できれば手首や肘あたりまで覆える長めのものを用意したほうがいいでしょう。それに根の生育も旺盛ですので、水やりも回数多めにたっぷりと。真夏で5時間以上日なたになるような場所ですと、朝晩2回は必要かも。

2009/06/25 09:59:00


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