過去の記事 2 月, 2010

大阪にて

こんにちは。今日はこちら姫路市では一日中雨が降っていました。一雨ごとに春が近づいて…るんでしょうか。

さて、しばらくぶりの更新です。今回は、ちょっと長めのひとりごと(ぼやき)を。

今月のはじめに、用事で大阪に行ってきました。それについては、こちらをご参照ください。下の画像は、その帰りに梅田に寄り道したときに撮ったものです。ここ、梅田のどの辺りかわかりますか?

右手前の建物がJR大阪駅、その向かいが阪神デパート。中央の道路右側の奥まったところに見えるこげ茶色っぽいビルが、昨年5月に移転した大阪中央郵便局の旧庁舎です。少し以前に、解体か再利用かで話題になりました。

通勤・通学などでこの界隈をしばしば通っておられる方でしたら、もうおわかりでしょう。JR大阪駅南側の歩道橋の上、そこから西側を見た風景です。この時は夕方5時頃、仕事帰りの人々の往来で徐々に賑やかになってくる時間帯でしょうか。テレビのニュース番組などではよく、ここらへんを歩いている人をつかまえてインタビューしたりしているようです。現代の大阪を象徴するような場所、と言えるかもしれません。

私は以前から、大阪へやってくるとここで独りたたずんでボーッとするのが好きなんです。四方をビルで囲まれ、周囲ではたくさんの人、自動車、バイク。そしてわき上がってくるようなさまざまな騒音、光、匂い…さらにこの季節ですと冷たいビル風が吹き付けてきますし、夏場ならまるで蒸し器の中にでもいるような熱気に襲われます。

それでも私は、ここでこうしてひとり喧噪に包まれて立っていると、なぜだか不思議と落ち着くんです。この方角を向いてぼんやりと考えごとをしたり、缶コーヒーをちびちびと飲んだり。うーん、普段もっと静かな田舎で、自然相手の商売生活を営んでいれば、たまにこんな人工的な都会のなかでひとりになると、かえって新鮮な気分になって、日常の煩わしさから解放されるのかもしれません。休日に郊外などへ行楽にお出かけになってリフレッシュされる都会暮らしの方とは反対に。

ところでもうすぐ3月。暖かくなるにつれ、我々花屋は仕事が忙しくなってくる季節です。さてさて、これから本ブログの更新ペースを上げられるかどうか…

2010/02/26 09:47:55

長浜への旅

こんにちは。年明けからあっという間にひと月過ぎて、もう2月。どうもアップのペースが上がってきませんね〜反省…

さて私、先月末に、昨年秋にも訪れた滋賀県の長浜市まで、この時期に同市にて行われる「長浜盆梅展」を観に行ってきました。といっても前回のイベント会場は市の郊外で、今回はJR長浜駅近くの、市街中心部への旅です。

「長浜盆梅展」公式サイト

盆梅(ぼんばい。梅の盆栽のこと)の展示会としては国内最大規模であろうこの催し、実は去年に訪れる予定だったのですが、出発直前に風邪をひいてしまい、完治後もスケジュールの都合がつかずにあえなく断念。というわけで私にとっては1年越しで実現した盆梅展見学ということで、期待に胸膨らませての道中でした。

姫路から新快速(大阪を中心としたJR在来線でいちばん早い電車)に乗って約3時間弱。いや〜やっぱり長浜は遠いです。もし兵庫県方面から「私も行ってみたい!」とお思いになられている方は、読みごたえのありそうな本を1冊、それに飲み物とおやつくらいは持っていったほうがいいかも。

ところでこの日は、あいにく雨が降ったりやんだりのお天気。ただし気温はそれほど下がらず、けっこう暖かかったです。とは申せここの盆梅展は室内の展示なので、道中はともかく見学中は雨にぬれることはありません。ただし会場内では靴を脱ぎますので、寒い日に靴下が薄いと足が冷えるのではないでしょうか。

で、ここが、会場の「慶雲館」の入り口。明治19(1886)年、長浜の豪商が建造させたという、純和風の豪華な旅館のような建物です。建物内部はもちろんのこと、庭もデカくて立派。盆梅展がない時に、建物だけを一度じっくり見てみたいものです。

そしてメインの盆梅ですが、この日は1月末ということもあり、全体に花の咲きは渋く、まだ4〜5分咲きといったところ。それでも下の画像のように満開に達している鉢もいくつかあり、梅の甘い香りがすでに会場いっぱいに広がっていました。

群雀

でも私にとっては花の咲き具合はたいしたことではなく、梅の幹の太さ、大きさ、形のバリエーションの豊かさ、枝ぶりの美しさといったことに心をひかれ、盆栽(梅)のもつ奥の深さや美しさにはただただ感激。さらに展示されている盆梅は樹齢100年を超えるものも数多くあり、それらが放っている圧倒的な生命力と申しますか、とてつもないパワーのようなものがひしひしと伝わってきました。この梅たちが生きてきた年月、その間に耐えた風雪や猛暑、豪雨などにくらべれば、私のこれまでの人生も、そして今の生活も、とてもちっぽけなものだと思えてきたり。

とは申せ、梅という植物はけっこうデリケートで、実際に育ててみればいかに手間がかかるかよくわかるはず。花が終わったあと、ちょっと油断していると葉や幹にアブラムシが大発生!なんてことは序の口で、葉に白い粉のようなものが付着するうどん粉病、そしてケムシ、カイガラムシといった定番の害虫もひととおりつきます。さらに夏場は水やりはもちろん、きつい日差しに長時間さらすと葉焼けをおこすので、日よけに気を遣う必要も。詳しくはこちらのブログをご覧になってみてください。

ブログ「花咲おじさんの盆梅日記」

管理・養成担当の皆さん、本当にご苦労されていますね。お疲れさまです。

ところで当店でも昔は、オーナーである父が盆栽好きだったこともあって、松やらサツキやらいろいろと盆栽を扱ってはいたのですが、しだいにひとつ減りふたつ減りしてしまって、現在はとうとう一鉢もなくなってしまいました。愛好家のお客さまがほとんどいなくなってしまったこと、上に記したように管理に手間がかかることなどが主な理由です。

しかしながら今回こうして盆栽の素晴らしさ、凄さを目の当たりにし、自分もいつか盆栽を手がけてみたい、でもそれにはだいぶん暇とおカネがいるよなぁ、それに商売として成り立たせることができるかはなんとも言えないし、あと自分が歳とってからじゃ体力も気力もなくなってしまうし、やっぱり難しいかな…などと帰りの電車であれこれ思いをめぐらせているうち、いつの間にか深い眠りに堕ちてしまっていました。

というわけで皆様も一度、盆栽(梅)の奥深い世界に触れられてみてはいかがですか?またこの「長浜盆梅展」が行われる長浜市は、ほかにも様々な観光スポットがあり、じつに奥深い文化を持つ街です。4月中旬には、じつに400年以上の歴史があるといわれる「曳山祭り」が盛大に行われるとのこと。次はこのお祭りにあわせて訪れてみたいものですが…ウチの仕事が忙しい時期ですから、無理ですかねぇ?

2010/02/04 06:31:45


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