長浜への旅
こんにちは。年明けからあっという間にひと月過ぎて、もう2月。どうもアップのペースが上がってきませんね〜反省…
さて私、先月末に、昨年秋にも訪れた滋賀県の長浜市まで、この時期に同市にて行われる「長浜盆梅展」を観に行ってきました。といっても前回のイベント会場は市の郊外で、今回はJR長浜駅近くの、市街中心部への旅です。
「長浜盆梅展」公式サイト
盆梅(ぼんばい。梅の盆栽のこと)の展示会としては国内最大規模であろうこの催し、実は去年に訪れる予定だったのですが、出発直前に風邪をひいてしまい、完治後もスケジュールの都合がつかずにあえなく断念。というわけで私にとっては1年越しで実現した盆梅展見学ということで、期待に胸膨らませての道中でした。
姫路から新快速(大阪を中心としたJR在来線でいちばん早い電車)に乗って約3時間弱。いや〜やっぱり長浜は遠いです。もし兵庫県方面から「私も行ってみたい!」とお思いになられている方は、読みごたえのありそうな本を1冊、それに飲み物とおやつくらいは持っていったほうがいいかも。
ところでこの日は、あいにく雨が降ったりやんだりのお天気。ただし気温はそれほど下がらず、けっこう暖かかったです。とは申せここの盆梅展は室内の展示なので、道中はともかく見学中は雨にぬれることはありません。ただし会場内では靴を脱ぎますので、寒い日に靴下が薄いと足が冷えるのではないでしょうか。
で、ここが、会場の「慶雲館」の入り口。明治19(1886)年、長浜の豪商が建造させたという、純和風の豪華な旅館のような建物です。建物内部はもちろんのこと、庭もデカくて立派。盆梅展がない時に、建物だけを一度じっくり見てみたいものです。
そしてメインの盆梅ですが、この日は1月末ということもあり、全体に花の咲きは渋く、まだ4〜5分咲きといったところ。それでも下の画像のように満開に達している鉢もいくつかあり、梅の甘い香りがすでに会場いっぱいに広がっていました。
でも私にとっては花の咲き具合はたいしたことではなく、梅の幹の太さ、大きさ、形のバリエーションの豊かさ、枝ぶりの美しさといったことに心をひかれ、盆栽(梅)のもつ奥の深さや美しさにはただただ感激。さらに展示されている盆梅は樹齢100年を超えるものも数多くあり、それらが放っている圧倒的な生命力と申しますか、とてつもないパワーのようなものがひしひしと伝わってきました。この梅たちが生きてきた年月、その間に耐えた風雪や猛暑、豪雨などにくらべれば、私のこれまでの人生も、そして今の生活も、とてもちっぽけなものだと思えてきたり。
とは申せ、梅という植物はけっこうデリケートで、実際に育ててみればいかに手間がかかるかよくわかるはず。花が終わったあと、ちょっと油断していると葉や幹にアブラムシが大発生!なんてことは序の口で、葉に白い粉のようなものが付着するうどん粉病、そしてケムシ、カイガラムシといった定番の害虫もひととおりつきます。さらに夏場は水やりはもちろん、きつい日差しに長時間さらすと葉焼けをおこすので、日よけに気を遣う必要も。詳しくはこちらのブログをご覧になってみてください。
ブログ「花咲おじさんの盆梅日記」
管理・養成担当の皆さん、本当にご苦労されていますね。お疲れさまです。
ところで当店でも昔は、オーナーである父が盆栽好きだったこともあって、松やらサツキやらいろいろと盆栽を扱ってはいたのですが、しだいにひとつ減りふたつ減りしてしまって、現在はとうとう一鉢もなくなってしまいました。愛好家のお客さまがほとんどいなくなってしまったこと、上に記したように管理に手間がかかることなどが主な理由です。
しかしながら今回こうして盆栽の素晴らしさ、凄さを目の当たりにし、自分もいつか盆栽を手がけてみたい、でもそれにはだいぶん暇とおカネがいるよなぁ、それに商売として成り立たせることができるかはなんとも言えないし、あと自分が歳とってからじゃ体力も気力もなくなってしまうし、やっぱり難しいかな…などと帰りの電車であれこれ思いをめぐらせているうち、いつの間にか深い眠りに堕ちてしまっていました。
というわけで皆様も一度、盆栽(梅)の奥深い世界に触れられてみてはいかがですか?またこの「長浜盆梅展」が行われる長浜市は、ほかにも様々な観光スポットがあり、じつに奥深い文化を持つ街です。4月中旬には、じつに400年以上の歴史があるといわれる「曳山祭り」が盛大に行われるとのこと。次はこのお祭りにあわせて訪れてみたいものですが…ウチの仕事が忙しい時期ですから、無理ですかねぇ?



